今週の週間少年ジャンプの新連載漫画「サムライうさぎ」がとても評判なので読んでみました。
ジャンプの新連載「サムライうさぎ」が面白い件 今年のジャンプは「うさぎ」の当たり年・・・か? 新連載「サムライうさぎ」は生き延びることができるか? ジャンプ大体いつも立ち読みで気になる漫画をぱらぱら見る程度なのですが、今週号は買いました。「サムライうさぎ」に対する期待値をこめて。特殊な能力を持った主人公たちが活躍しまくるジャンプ連載陣の中で、真面目で努力家な宇田川伍助というキャラクターが生き残ることを祈るばかり。見栄とか体面とか関係ないまっすぐな強さを「うさぎ」っていう言葉で表現しているのは何気にとても少年誌向けなんじゃないでしょうか。淡々とした語り口、特殊な能力を持たない主人公、この魅力を壊さないで続いてくれるといいなあ。ユンボルの二の舞は勘弁だ。読みきりっぽいとか早く打ち切られそうという意見が多いけど、志乃の涙の理由を明かさせないで微妙に引っ張ってるから次週への流れは作者の中で出来ている気がする。 ところでこの「サムライうさぎ」の作者福島鉄平さんは以前(04年)のジャンプで弓道の読みきり漫画「よしっ!!」を描いていた方なんですね。(少年ジャンプ感想52号より) 弓道は高校の頃(下手なりに)三年間やっていて思い入れがあったのでこの読みきりがジャンプに載ったときは「ついにジャンプも弓道漫画か!」と一人で勝手に盛り上がってました。異常な集中力を持った主人公がゲーム以外にその能力を発揮することなく生きていたけど、弓道に出会って変わっていくという流れは自然だったし期待していたんですが。その後特に見かけることもなくひょっこりこんな形で。 弓道は中(あた)るか中らないかで結果が決まります。何百本という練習で射った本数が、本番のたった数本に結実していくシビアな競技です。努力すれば直接結果に結びつくというわけでもなく、最終的に精神的な局面で抜きん出た者が勝ち残るような不思議な競技です。そこで渦巻く人間関係とかも学校によって様々だし、それこそ漫画みたいに「強豪」な高校があったりで、あれは面白い経験でした。 福島さんは堅実に武士の漫画を描いていて弓道が題材ではないけど、もし彼が青春時代に弓道を体験した者なのだったとしたらその経験を今の漫画に生かして描けばこの漫画はただの地味な武士漫画ではなくまっすぐ少年の心の届くジュブナイル漫画となり得るんじゃないだろうかと勝手に妄想しています。 ■友達とwiiを買いに武蔵小金井から新宿の中古ややらビックやらヨドバシやらぐるぐるまわったんだけどどこもかしこも売り切れで、かわりにプレステ3の売ってること売ってること。別にアマゾンで買えばいいんだけど、ちょっと高くてしゃくだしなんか不完全燃焼でふと目にとまった「塊魂」を購入。「みんなで楽しめるゲーム」wiiの代替案として買ったつもりが即日クリアするほど楽しむ。これは完全に作った人がやりたいこと全部やってしかも細かいところもきっちり合わせてある作品で若干嫉妬した。ちっちゃいものがどんどん色んなもの巻き込むよーっていう楽しいキャッチーなパーティーゲームを想像していたんだけど、もちろんそういう側面もあるんだけど、実際やってみたらしっかりと操作感やプレイヤーの熟練度が計算されていてやりこみ度もある良ゲーで、ゲーム内のキャラのレベルというよりプレイヤー自身の腕のレベルが重要で、どういう順序で巻き込んでいくかという3D空間内での土地勘がだんだん養われていく感覚が快感で新鮮でやられた。音楽も間違いなく最高。一回全部やると飽きるんだけどラストステージだけは意味もなく繰り返しやりたくなる。ただの変なキャラで終わらないでこれだけ多くの人間に評価されたのはやっぱりその地味に堅実な作りこみの部分が大きいんだと思う。見た目が面白くても中身が伴わなくては。 ■R25大友克洋ロングインタビュー ■テレビゲームのジャンルが変だ ■ドラクエフォント ■ドラクエステータス作成 ■ドラクエのMPをマジックポイントだと勘違いしている人たち ■ノウガミネウロ ドラクエのドット絵モンスターを模したネウロの犯人達。かわいいしかっこいいし完成度が高いです。ネウロ好きな人のツボもわかってるなあ。電人HALに城のグラフィックを与えたのが最高だと。 ■<少年ガンガンの歴史(1)創刊前夜> 「レヴァリアース」と「ドームチルドレン」の位置付けみたいなことが語られている文章は初めて見た。 ■世界の変な広告いろいろ ■広告がマンガになっているクチコミック「広告物語。」 ■イマジネーションを刺激される変わった広告表現いろいろ ■マイクロソフトのソーダ、その名も「Microsoft Soda」の写真
by umelabo
| 2007-03-09 02:36
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