「リ:メルト」
http://www.remelt.goin.to/ 同学年の友達が多数参加しているので行ってきた。メディアアートやパフォーマンスの類は自分はわからないことが多いので避けていたのだが、やはりわからないことのほうがおもしろい。わからないことを知るとそれはそれは面白い。特に赤松ネロさんの建物の屋上から人形を落としまくる作品があって一番面白かった。アートとか何も聞かされてない通行人の足を止めたり感動させて笑わせたりできるのってそれだけですっげーとか思う。なにより空中を浮遊するようにおちていく無数のダッチワイフみたいな人形がはかなげで鳴り響く女性の声も曇天の空にマッチして異常な美しさ。12号館でもやっていたと聞いて見てないことを悔いるが、公道だからインパクトがあったのかもしれない。普通に街を歩いていて人影がビルから落ちてきたらたいてい驚く。それが本当のものでなく何かわざとなんだと気づくと皆寄ってきて次々と落ちていく人形に次々と群がって携帯で撮る。なんだか積み重なるビニールの人形が滑稽で笑ってしまう人もいれば、そこに微かに表彰されている死のイメージを感じ取ってため息をつく人もいる。あの空間はすごい。しかし同じ作者が作った別の出品作品はあまり好きになれなかった。 今回は名前だけ知っていて作品やライブをしっかり見たことのない人のものがしっかり見れたのが良かった。鈴木ヒラクさんのイメージには直接的に影響を受けそうだ。あとリコーダーなどのアンサンブルがとっても素敵でしたよ。一回きりなのが残念。また展示作品であるP.O.T2007は明らかに優れたインタラクティブ作品なのでしっかり完成しているはずの最終日付近を狙って見に行くことを勝手にお勧めしておきます。 #
by umelabo
| 2007-02-17 23:36
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