■風邪で一週間くらい寝込んでいて、治ってからもなんとなく無気力な日々が続いている。ネットすらやる気がしばらく起きなくて、こういうのは本当に久しぶりだ。やるべきことは普通にやるんだけど、一からやろうとする気が起きないような?
ぱーっとどっか行こうかなー 沖縄とか。 ■4つの色の世界 鳥とかは人間と違って三原色ではなく四原色の色世界で生きている?という興味深い話。 人間の知覚できない部分の視覚や感覚はどういうものか非常に気になる。視覚が明らかに人間より広い犬の視界とか、複眼でいくつもの風景が見えている虫の視界とか。結局のところもともと備わっていない能力だから完全に感じることはできないんだろうけど、足りない能力をテクノロジーで擬似的に体感することを実現する能力だけは人間が一番優れているんだろう。 ■デスノートについて オタクな弁護士の人のブログ。キラの理想とするデスノートを利用した独裁政治に対する現実的な意見が面白い。 ■アートになったマンガと分かりやすい現代アート ■ANIMEで血がどばーっと噴き出すのはわざとらしいと思いませんか ■筑波大学で萌えとか腐女子とか女装少年とかの授業が開講されます? 筑波大学で「萌え」や「腐女子」、「涼宮ハルヒの憂鬱」などが特別講義に すっごい面白そう。もぐりに行きたい。こういう、サブカルチャーがメインカルチャーに入れ替わる過渡期を象徴しているような真面目にオタクを論じる講義は多くの人が見れるようになるといいなあ…ネット配信とか、授業記録が無料で見れるとか、そういうやつ。 ■インタビュー:「真琴は実写では表現できない」 「時をかける少女」細田守監督 ■全作品対抗・最強の変態キャラは誰? ■エイプリルフールに便乗しているサイトまとめ ■Wiiiリモコンの代わりにノートPCを振り回してWiiiを操作「Wiiiiinリモコン」 ■迫力ある閉塞感のスキャナアート スキャナを使った作品は案外多いものなんですよね。けっこう簡単に超高画質画像が作成できたりして、遊ぶとけっこう面白い。 ■電線がひどいことになっている写真いろいろ ■山口藍 「山、はるる」 これは見に行こう。 ■Dylan Chatain ■elizabethyoung ■横澤進一「PURR」 web写真界隈 この人の写真普通にいいなあ。 写真って作品だけだとわからなくってもその人がどういう生活の中でどういうリズムでどんなカメラで撮っているかを想像したり確認したりするのが楽しい。 ■ リコー、24mmからのズームと手ブレ補正機構搭載の「Caplio GX100」 ほしいかもしれない。 とにかく広角で機動力があるのがほしい。 それでいて感度強くて手ぶれ補正顔認識があったらなお良い。 ■保坂和志の「プレーンソング」を読み終えた。この作家の「書きあぐねている人のための小説入門」が表現論としてとっても良くて、それで気になって小説も読んでみた。なんともちんたら進む感じでひとつひとつの事象をいちいちそれぞれの運動をとらえるためゆっくり丁寧に追って書いてるような文体で、かと思えばやけにあっさりしているところもある、不思議な小説だった。 この人の書くことに対する思考や姿勢を知っていて読むととっても面白い。よく村上春樹と比較される作家で、巻末の四方田犬彦の解説ではそこらへんが非常に明快に述べられていて、なんだかわかっていないのに色々わかった気になってしまった。 保坂和志『プレーンソング』 ■谷川流の「絶望系閉じられた世界」を今読んでいる。涼宮ハルヒの憂鬱の原作者の違う作品。これは読んでいて普通におもしろい。エロいとかグロいとか実験策だとか色々言われていますが、なんか普通に面白いです。オタクなら間違いなく楽しめる。軽い文体と視覚的快楽イメージの嗜好性が実に素直なキャラ達。いかにもライトノベル ■うすた京介の「ピューと吹く!ジャガー」を何冊か手に入れた。マサルさん以来うすた作品はしっかりと目を通すことがあまりなかった。なんか読んでみてあんまり爆笑しなかった。マサルさんが連載開始した当時は中学校のクラスで衝撃が走ったくらい面白かったんだけど、なんでだろう。でも何度か読み返しているとけっこう面白いところもあった。不条理さやシュールさよりかジャガーやピヨ彦やハマーや高菜たちが何の目的もなくただなんとなくだらだらいつも一緒にいる感じがいいなあと思った。それにしてもうすたの描く「美人」な女性は本当に美人だなあ。 ■ゼルダの伝説 トワイライトプリンセスwii版をプレイ中。ゼルダ姫が登場した時なんか懐かしい感じがした。コントローラーを軽く振るとリンクが剣を振る。下から上にとか斜めとか複雑な動きを感じ取ってくれるもんだと期待していたんだけど、実際にはコントローラーが動けばただリンクが剣を振るだけで、詳しい斬り方までは感知しない仕様だった。踊るメイドインワリオのほうが複雑な動きに対応していて、ハードの特性を生かしたゲームという意味ではワリオのほうが面白いかも。 ■坂本真綾さんの『30minutes night flight』 というアルバムを最近よく聴いています。この人はもともと歌手としてすごい好きで、高校生の時とか彼女のラジオを毎週聞いたりするほどファンでした。非常に人間らしい素直さというか、等身大で表現してるって感じで、アーティスト特有の嫌味っぽさが全然なくって今もすごく好きな歌手。 このアルバムの「ユニバース」という曲のPVをプロダクションI.Gが完全オリジナルで作っていて、特典としてその映像が付いてくるというのでけっこう楽しみにして購入しました。 「今までのアニメーション表現とはまったく一線を画した、ラブリーで、ちょっとコワイキャラクターたちが繰り広げる、心にきゅっと沁みる「ユニバース」の世界」 というコピーがあったのですが、「今までのアニメーション表現とはまったく一線を画した」アニメというよりかはかわいい普通のアニメでした。サビの部分だけ動きがいっぱいで、それ以外は普通にカクカクした感じ。アフターエフェクトがうまく使える人で根気があれば一人でも作れそうだ。水彩のアナログさを取り込んだポップなキャラたちが小気味よく動いているのを見て、自分の作品がこういうふうに商業作品の中に取り入れられたらいいなあと素直にうらやましく思った。 坂本真綾さんの作曲は昔から菅野よう子さんが手がけていて、どれも非常に魅力的な旋律で、「菅野よう子の作り出した曲を坂本真綾が歌でが表現する」というスタイルがすでに確立されていて、ファンの間でも菅野さんが好きでCDを買っているという人がちらほらいたくらいに相性のいい組み合わせでした。僕も菅野さんが作曲を担当した坂本真綾初期曲の、思春期の希望や恐れが詰まった瑞々しいあの世界観がすごく好きで、だから最近菅野さんとのタッグを解消してひとり立ちをしようとしているように見えるアーティストとしての坂本真綾を複雑な気持ちで見ていて、曲として今回のアルバムも悪くはないんだけど、やっぱり菅野よう子の作曲のほうが確実に響くんですよ、どんぴしゃで。そんなことは坂本真綾自身が一番わかっているのかもしれなくって、ずっと同じ環境のままで表現を続けてくのでなく自分から変化を起こしていかなくてはいけないと自分で気付いて、菅野よう子という自分に付随するイメージを取り外しにかかったのかもしれない。もしそうだったのだとしたら、僕はファンとしては複雑な気持ちだけど、表現者としては全力で彼女に賛同したい。安定した現状に不満を抱いてそれを解消しようとするのは大変なことだ。けどそれを解消しないときっと次には進めない。そんな事を、曲を聴きながら妄想していた。 普通にいい曲なんですけど。 想いがことばになるとき ~「坂本真綾」と「ことば」~
by umelabo
| 2007-04-02 05:54
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